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『ミノタウロス』読書日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2011-07-06佐藤亜紀『醜聞の作法』読書会発表メモ

佐藤亜紀『醜聞の作法』読書会の出席者感想リンク集とツイートまとめ

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目次

※以下、2011年7月8日19時過ぎに書いています。

去る7月2日(土)に開催された、佐藤亜紀の長編小説『醜聞の作法』の読書会

※2013年2月26日追記

岡和田氏のご尽力による、読書会報告

醜聞の作法 (100周年書き下ろし)

上記読書会出席者のツイート・ブログなどから主に読書会後の感想・思索をまとめました。順不同。

なお、一対一のお礼・挨拶等は割愛させていただきました。

ブログ

ツイッター


「セレスト」からの考察。カルメン、売春、娼婦・娼館……

(この項、7月8日〜10日追記)

@chiffreschrift マゼリがp.122で「セレストも結構やるね」と語った時点でp.90のマゼリの帽子屋の住み込みのお針子のことだと思いました。p.91「お針子はふいにルフォンを、哀れむような目で眺めます。態度は急に優しくなります」以下が手管、「結構や」ってることだから

2011-07-08 18:26:27

@chiffreschrift でも「セレスト」の元ネタまで考えが及びませんでした。カルメンはなるほどの感じです。ありがとうございます。

2011-07-08 18:28:47

でもこれだと手管がいかにもで親切すぎつまり単純な読みに過ぎるのかな。悩むRT @snowystreet: マゼリがp.122で「セレストも結構やるね」//p.91「お針子はふいにルフォンを、哀れむような目で眺めます。態度は急に優しくなります」以下が手管、「結構や」ってることだから

2011-07-08 19:07:29

@chiffreschrift すみません、こちら拝読する前に自分でも書いてしまいました。まさにあの小説に書かれているのはそういうことなんだろうと考えるとマゼリの態度とかいろいろかなりすっきりしました。

2011-07-09 08:00:35

@chiffreschrift 佐藤亜紀さんの小説、わりと素直に考えた元ネタが正解だったりすることが多い気がします。。これも、カルメンでなくとも少なくとも当時の風習が書かれているということだろなと思いあたり、私自身はかなりすっきりしました。

2011-07-09 07:32:15

佐藤亜紀『醜聞の作法』。当時のヨーロッパでは例えば住み込みのお針子が娼婦もしていた、というか娼婦がお針子をしてい、仕立屋が実は娼館であったと。オペラにもそのパターンは多くて、RT @chiffreschrift: いや、カルメンうんぬんはヨタ話のレベルになると思います(笑)//

2011-07-09 07:40:14

佐藤亜紀『醜聞の作法』。つまり、マゼリもはっきり娼館の女将、娼婦である。金持ち・貴族の顧客があり、シテールの絵が描かれてるような妾館をもらっている、といったことなんではと。RT @chiffreschrift: いや、カルメンうんぬんはヨタ話のレベルになると思います(笑)//

2011-07-09 07:45:59

佐藤亜紀『醜聞の作法』。だからマゼリと「私」は最初から妙な雰囲気で(以前、客として出入りしてた)、小説の、セレストの話になってたへんはマゼリと「私」が寝てたりしてたわけですね……。RT @chiffreschrift: いや、カルメンうんぬんはヨタ話のレベルになると思います//

2011-07-09 07:51:08

セレストを巡る chiffreschrift さんの考察から、この小説に当時のお針子、娼婦についても書き込まれていたという気付き(と私は思う)までを、佐藤亜紀( @tamanoirorg )『醜聞の作法』読書会の出席者感想リンク集に追記。

2011-07-09 09:22:30

↓後から考えてみればすごくその通りで、鹿島さんの本などもあるし、小説・オペラにもそのネタはいっぱいあって(椿姫←作者の小デュマも大デュマとお針子の息子だったっけか、ラ・ボエームとか)なんで自分で最初から気付かなかったんだろう。。とか思えてしまう。

2011-07-09 09:27:41

パリ、娼婦の館 パリが愛した娼婦

スタンダール『赤と黒』

(この項、7月10日追記)


十八世紀において、所謂「プロ」と「素人さん」の間に線を引くことは非常に難しい*

(この項、7月9日追記)

十八世紀において、所謂「プロ」と「素人さん」の間に線を引くことは非常に難しい。専門の娼館に囲い込まれているなら兎も角、女中さんから女優に至るまで、性行為に応じる代償に「チップ」や「プレゼント」を受け取る女性には事欠かないからだ。

http://twitter.com/tamanoirorg/status/89559093127286784

だからむしろこう考えた方がいいかもしれない。所謂「援助交際」が全く普通に行われていたのだ、と。「タブロー・ド・パリ」には小娘たちの危ないバイトの話があるが、その動機から伝播経路に至るまで、確かに「援助交際」としか言いようがない。

http://twitter.com/tamanoirorg/status/89561131496128512

で、援助額が高額化した場合に、所謂「囲われ者」や「高等娼婦」が発生する。これらもまた必ずしもかっちりした制度が存在する訳ではない。

http://twitter.com/tamanoirorg/status/89562714250297344

レチフの「パリの夜」に、女装してふざけているところをその趣味の人に見付かって、今では女の服を着た「局長」になっている男の子、の話がでて来る。愛人のコネで役職を買ってもらった、と言う訳。@wtnbt: 江戸でいうところのいわゆる「陰間」のようなものはあったんですか?

http://twitter.com/tamanoirorg/status/89562554464088064

あったことはほぼ間違いないと思うが、同時代の記述は見たことがない。両刀は普通だと思うが、それを殊更「粋」と考える感覚には遭遇したことがない。@wtnbt: 陰間茶屋みたいなそういうお店のようなものはあったんでしょうか?あと、陰間の場合男女両方お相手するプロなわけですけど(//

http://twitter.com/tamanoirorg/status/89566140875030528

そっちの話は記録に残りにくい気がする。買う側も売る側も、どうも武勇伝にしづらいせいか。@wtnbt: 御婦人による男性の買春も割合普通にあったんですか。ヨーロッパって娼婦のはなしはよく見るんですが男娼っていまひとつよくわからないんですよね。

http://twitter.com/tamanoirorg/status/89571515003183104

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読書会において、岡和田晃さん( @d:id:Thorn )の発表で取り上げられた『醜聞の作法』書評